不眠症でもインテリアコーディネーター!独学勉強法!

インテリアコーディネーターを取るための独学の勉強方法を記しています。筆者は不眠症で、一次試験を現役、二次試験は2回目で合格しました。合格するための習慣や実際使った道具、セミナーや教材などの紹介をします。なんとなく勉強にうまく集中できない人にもヒントになればと思います。

【インテリアコーディネーター・論文②】2020年度の二次試験論文体験記

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2020年度の論文はニュータイプ

 

総合資格学院の2020年度の試験の総評が出ています。

https://www.shikaku.co.jp/ic/info/topics/second.html

 

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戸建て住宅を建てる予定の依頼主から住まいにおける空気汚染と自然換気について、相談があった場合のアドバイスを3つの段落(下記)に分けて、550~600字で記述する。

1段落目 室内空気の汚染について 2段落目 外部風による換気(風力換気)考慮した開口部の設け方 3段落目 温度差による換気(温度差換気)を考慮した開口部の設け方

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試験中、机一個開けて隣の方が論文を途中でやめて、平面図を先にやっていたのが目に入りました。(かなり早い段階で書くのを後回しにした様子)

しかし、平面図終わって、再度論文に挑もうとしていましたが手が止まり、おそらく文字数をクリアしていませんでした。

 

私も最初問題見た時に「うわ、一次試験免除者殺しかな??」と思いました。

だって知識ほとんど飛んでます、一次試験の。

覚えているのは木の色とかインテリア、ナチュラル風とかそういうのものばかり…

 

こんな時、もうとにかく頭の中で連想したものを書きまくるしかありません。

 

★論文はマジカルバナナ

1段落目で例えてみましょう

(実際の試験の時の私)

 

❶一つのワードから広げる

例:「室内の空気汚染」といったら

→「一酸化炭素」「感染症やウィルス(コロナやインフルエンザ)」「VOC」…

❷広げたワードが使えるかさらに広げる

例:

一酸化炭素」→「暖房(燃焼)で発生する」→「入院、中毒の危険性あり」

感染症」→「換気しないと危険」→「換気が大事」「手洗いうがいも大事」

「VOC」→(うろ覚えだし換気とかで解決するっけ?自然素材とかもうそこらへんの話なっちゃう?やめとこう)

 

ここで脳内でVOC脱落しました。

 

❸文字数上もっと書きたい時は具体例をあげる(あり得そうなことなら仮想の例でも良い)

「入院、中毒の危険性あり」→「具体例(実際に〜というケースがある)、または仮想の例を挙げる(例えば〜というということも考えられる)」→「だから、定期的に換気した方が良いなどと助言する」等

 

アドバイスなので解決策を助言のテイで書きます。(これ大事)

伝える、教える、など似た動詞を使いまわします。
 

マインドマップとも言いますが、要は連想したキーワードをつなげていって樹形図のようなものを書くやり方です。

 

2段落目:「外部風、風力換気」→「負圧?(もう一つ忘れたどうしよう)」→「風の流れというか動線が必要なはず」→

・「例えば開口できる窓が複数必要」→「部屋干しでちゃんと換気できないときついなー湿気こもっちゃう」→「ちゃんと換気できる動線、間取りで設計を建築側に相談してはどう?とか?(助言いけるかな)」

・「確か風の流れのシミュレーションをするソフトかなんかがあったはず(間取り作成のソフトを検索したことがあった)」→「そういうの見せてくれる設計事務所ハウスメーカーで確認してみてはどう?(とか)」

・「FIX窓の多用はやめるように伝える(換気ができない)」→「なんかしらの形でもいいので開口できる窓を多く設置した方が良いのでは(ここで窓の開口の種類でボロが出そうになるので「開口できればOK」と書く)」

 

3段落:「温度差、温度差換気」→(一番自信なし)→(水はあったかいのが上にいく、つめたいのは下にいく)→(空気もそうだ)→「暖気が上にいき、冷気は下にいく」→(これを解決するには空気を混ぜたい)→「シーリングファンやサーキュレーターで空気を循環させる(ってのはどうでしょう)」→「暖房効率とかアップする(するかもしれない)」

 

(強いていえば)

 

「例えば、1階から2階を吹き抜けにすると上部に暖気が溜まりがちになる」→「それを解消できるとアドバイスする」

 

多分3段落目が一番潰しがききませんでした。

 

全体に言えることは、

困ったら「例えば」を乱発していたと思います。

 

★文字数稼ぎに非常に便利なのは接続詞

「例えば」の乱発も良いのですが、

「したがって〜」(問題提起から結論)

「また〜」(内容をつなげる)「さらに〜」(内容をまたつなげる)

など、接続詞もうまいこと使うと、読みやすくもなり、文字数も稼げて一挙両得です。

これは論文のセミナーで学びました。

 

★3段落と550〜600字を守ればOK(問題文を守ればOK)

ひとまずざっと問題を読んで、「これ一番書けそうだな」という段落のところの文字数を多めに書きます。

※極端な文字数の増減は目をつけられるかもしれないので、1〜2行ふやす程度なら自然ではないかと。

 

★知識がかければそれでいい、書けない時は今までの経験や想像、知識を膨らませて

この記事を書くために、今一次試験のテキストを広げましたが、温度差換気においては、「開口部の高さの差の平方根」とかそこらへんは本番で全く述べていません。

いえ、述べられませんでした。覚えていませんでした。

 

テキスト丸暗記していたらもう何も怖くないと思います。

ただ、論文のいいところは「アドバイスしなさい」「提案しなさい」、依頼主のパターンなどがあり、これ!という正解がないため、情報があるもの勝ちな気がします。

セミナーやテキストで「新聞を読んでおきなさい」とは言いますが、正直、「商品情報を見る習慣の方が大事」だと思っています。メーカーを知っておくとショールームなどにもいけるため(だいたい無料)、一次の知識をより強固にしておきたい場合はこの方法をおすすめします。